夏風邪
こんにちは。
子宝、ダイエット、漢方の@大塚 木下薬局です。
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今年は、コロナや季節はずれのインフルエンザ等も流行ってしまっているので、特徴がなくなってきていますが、漢方視線の「夏風邪」の特徴と対策について、お話したいと思います。
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夏風邪と冬の風邪、何が違うかと言うと症状の出やすさが違います。
それは、悪さをするウイルスに違いがあるからです。
多くのウイルスは、乾燥や寒冷を好むのですが、夏風邪を引き起こすウイルスは湿気や高温を好みます。エンテロウイルスやアデノウイルスと呼ばれているものになります。これらはのどや腸で悪さをします。
そのため、夏風邪の症状としては、のどの痛みやおなかの痛みが出やすいと言われています。
また、夏には、冷たいものをとりがちなので、胃腸が冷えてしまい、胃腸機能が低下し、夏バテ状態に。そのため、免疫力が落ちてより風邪を引きやすい状態になってしまうのです。
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対策としては
➀タオルは清潔なものを使う。→ 湿気を好むウィルスの感染を防ぐ為です。
➁部屋を冷やしすぎず、湿度にも注意する。→26~27度で湿度は60%がベストです。
➂生野菜、刺身などの生もの、フルーツの摂り過ぎに注意する。→胃腸を冷やさない様にしましょう。
➃薄着に注意→こまめに重ね着等で体温調節を。
➄入浴はシャワーで済ませず、しっかり半身浴→上がってもアイスや冷たい物で身体の冷やし過ぎに注意
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そして、風邪=葛根湯と思われがちですが、喉痛には金嶺感冒錠や板藍根、胃腸障害には勝湿顆粒、ホノビレチン等使う漢方も違ってきます。
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夏風邪を引いたかな?と思ったら、悪化する前に是非質問をしてくださいね。
ご自身での判断は、治りを妨げることもありますので、漢方などのお薬については是非遠慮なくご相談ください。
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