冬の皮膚トラブル〜ひび、あかぎれ、しもやけ
こんにちは、子宝、ダイエット、漢方の木下薬局@東京都文京区大塚 です。
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最近どんどん寒さが増してきていますね。日本列島は今冬最強クラスの寒波に覆われて、寒い毎日が続いています。今回は冬に増加する皮膚トラブル「ひび」「あかぎれ」「しもやけ」についてお話したいと思います。
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●ひび、あかぎれの原因は?
①寒い冬場は血管が収縮し血流が悪化するため、皮膚のバリア機能の形成が不十分になります。
②暖房器具により空気が乾燥し、それが皮膚の乾燥を促してしまいます。
③手洗い回数が増えることで、皮膚のバリア機能を洗い落としてしまい皮膚表面の潤いが失われやすくなります。
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皮膚の柔軟性が失われ、皮膚がひび割れたり出血して、あかぎれになったりします。
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●しもやけの原因は?
①寒さで末端の血管が収縮し、血流が悪化することで起こります。
②身体全体の筋肉量が少なく体温の低い人ほど、血管が収縮しやすく、しもやけを発症しやすくなります。
③手や足を濡れたままにしたり、湿ったままの靴や靴下を
履き続けて足を冷やしてしまうことでも起こります。
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●ひび、あかぎれ対策
【水仕事や手洗いに注意しましょう!】
・洗剤や水が皮膚の脂質を奪います。
・皮膚が乾燥してバリア機能が低下します。
【効果的なのは?】
・ゴム手袋などを使って皮膚の乾燥を防ぎましょう!
・保湿効果のあるハンドクリームを活用しましょう!
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●しもやけ対策
【血流をよくしましょう!】
・手指や足指のグーパー運動で血流改善
→ゆっくり時間をかけ、朝晩それぞれ30回前後行う
【控えることは?】
・喫煙は末梢血管の血液循環を悪化させるので、できるだけ控えましょう。
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●効果的な食事は?
ビタミンAやビタミンE、ビタミンB2は、皮膚の乾燥を防ぎ皮膚の細胞を再生させる働きがあります。また、ビタミンEは血行を良くする働きもあることから、しもやけの治療薬として使われることもあります。
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これらのビタミンが豊富に含まれる食材は…
ビタミンA…レバ―、卵黄、緑黄色野菜
ビタミンE…穀類、豆類、緑黄色野菜
ビタミンB2…サバ、カレイ、牛乳 ・・・等
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冬の皮膚トラブルは、冷えや乾燥によって引き起こされます。日頃から手足を冷やさないように注意し、手袋や厚手の靴下などで保温の対策を心掛けましょう。
毎日の食事の際は皮膚に良い働きのあるビタミンを積極的に摂取するように工夫してみましょう。
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